近未来のまちの姿 国家戦略特区
スーパーシティと健康の特区が選定
スーパーシティ型国家戦略特区
デジタル田園健康特区
デジタル田園都市国家構想で示された「地域ビジョン」。このなかで先導的なプロジェクトとして位置付けられているのが「国家戦略特区」による「スーパーシティ型国家戦略特区」と「デジタル田園健康特区」だ。今年3月、この2つの特区の対象地域が選定された。つくば市、大阪府・大阪市の2つのスーパーシティ、吉備中央町、茅野市、加賀市の3つの健康特区である。最先端の技術を導入し、規制緩和・制度改革を通じて、新たなまちづくりが進み始める。
成長戦略の実現に必要な大胆な規制・制度改革を実行し「世界で一番ビジネスがしやすい環境」を創出する「国家戦略特区制度」。
国家戦略特区制度には、大きく「一般的な国家戦略特区」、「スーパーシティ型国家戦略特区」、「革新的事業連携型国家特別特区」という3類型に分けられる。
「一般的な国家戦略特区」は「都道府県又は一体となって広域的な都市圏を形成する区域を指定」するもので、2014年の一次指定からこれまでに東京圏(1都1県2市)、関西圏(2府1県)、3県、6市が指定されている。「スーパーシティ型国家戦略特区」は、「複数分野の大胆な規制改革と併せ、データ連携基盤を共同で活用して複数の先端的サービスを官民連携により実装する区域を指定」するもの。そして「革新的事業連携型国家戦略特区」は、「革新的な事業を連携して協力に推進する市町村を絞り込み、地理的な連坦性にとらわれずに指定」するもので「デジタル田園健康特区」が該当する。
この「スーパーシティ型国家戦略特区」と「デジタル田園健康特区」は、デジタル田園都市国家構想を先導するプロジェクトに位置づけられている。
ロボットやドローンを活用
デジタルとリアルを融合するまち
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