富山へ移住し、自分の“好き”を追求

予約制の店にたくさんのリピーター 地域の仲間と農業と芸術を楽しむイベントも

立山連峰が間近にそびえる立地。景観は抜群。自然に惹かれてくる人も多い

岩崎朋子さんは、富山県中新川郡立山町に東京都世田谷区等々力から移住し、古民家を購入。リノベーションを施して、家具と雑貨、洋服、アクセサリー、スツール、安楽椅子などを販売する店「巣巣」を開いた。店名の「巣巣」は、朋子さんが34歳のときに等々力でお店を始めた時代から同じで、由来は「お客さまの巣作りをお手伝いする」から。

朋子さんの生まれは東京都国立市、育ちは八王子。父は鹿児島、母は奈良出身。東京農工大学農学部林学科卒。夫・門脇裕樹さんは大学時代の同級生。25歳の時結婚。裕樹さんは大学卒業後、林野庁に就職。ただ夫は単身赴任で家にいることはほとんどなかった。朋子さんは大学を卒業後、武蔵野美術大学の通信教育でデザインを学び、家具店で働き、職業訓練校にも通い家具づくりを学んだ。そこから自分で無垢材の家具をデザインし、中国やインドネシアの工房に発注し販売していた。

2000年から1年間イギリスに語学留学。ホームステイ先のお父さんが北ヨーロッパ・ラトビア共和国の人で縁ができ度々でかけた。旅先で出会った雑貨、海外の作品、作家の手作りの品なども徐々に取り扱うようになった。

立山農芸祭21でのひとコマ。原っぱでコンサート、マルシェなどを開催


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