2022.5.10

利益改善、生産性向上、業務負荷軽減… “現場DX”の効果と実力

業務効率化、働き方改革、非対面型営業の推進、新たな価値の創造など、住宅業界が直面する課題をクリアするうえで、DX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組むことが不可欠になっている。
住宅業界におけるDXについては、営業から設計、申請・調達、生産・輸送、施工、アフターサービスなど、多岐にわたる業務それぞれで取り組みを進め、なおかつ個別の取り組みをシームレスにつなげていくことが求められる。しかし、初期段階から全業務にわたる取り組みに着手することは難しく、まずは特定の業務に焦点を当て先行的にデジタル化を進めていくことも考えるべきだろう。

では、どのような業務からDXに着手すべきなのか──。多くの場合、業務の効率化を図るうえでの重大なボトルネックとなっているのが施工現場ではないだろうか。言い換えると、施工現場のDXに取り組むことが、全社的なDXへの第一歩となり得るのだ。そこで、「現場DX」の推進役となるツールやサービスなどについて、ユーザーの声からどのような効果を現場にもたらすのかを考察していく。