吉田東光「現場見守る君」 現場訪問回数が減少、1日2時間の余裕を生み出す
吉田東光の「現場見守る君」は、ネット工事不要で建築現場に設置できるネットワークカメラ。レンタルで利用でき、遠隔地からでも建築現場の状況を確認することが可能になる。
TEL:048-714-0403
https://www.mimamorukun.com/lp/
電源を確保するだけで
遠隔地から現場の状況を確認
「現場見守る君」は、SIMを搭載したネットワークカメラ。電源を確保できればどこにでも設置できる。通信環境がない場所でもネットワークに接続でき、単管・ポールにも簡単に取り付け可能という特徴も備える。
カメラで撮影した映像は、専用のアプリを使ってスマートフォンやタブレットなどで確認でき、遠隔地から建築現場の状況をリアルタイムに確認可能だ。
遠隔からカメラを動かすこともでき、左右は180度、垂直方向には下方向に90度まで動かせる。
赤外線暗視機能により夜間撮影にも対応するほか、録画機能だけでなく最大7日間、1日720枚の静止画をサーバに保存し、後からダウンロードするといった機能もある。
吉田東光では、このネットワークカメラをレンタルで建築現場などに貸し出しており、採用実績は右肩上がりで伸びてきているという。
建築現場に設置することで、現場に行くことなく、工事の進捗状況をはじめ、工事業者や資材の出入りの確認、協力事業者の入退場時間の確認、安全管理、美化確認なども行えると、ユーザーからの評価も高い。
1日4回の現場訪問が2回に半減
「現場見守る君」を採用しているある中堅ゼネコンの例では、現場管理者の業務負荷を大幅に削減することに成功したという。
建設現場の敷地内に仮設の事務所などを設置することができない場合、現場管理者は毎日現場に足を運ぶことになる。その中堅ゼネコンでは平均すると1日4回も管理者が現場に行っていた。移動時間まで含めると、1回当たり1時間ほどの時間が必要になるケースもあり、4回訪問するとなると1日4時間もの時間を要する計算になる。
そこで「現場見守る君」を建築現場に設置し、現場管理者の業務負担の削減に着手。その結果、平均すると現場訪問回数が1日2回に減ったそうだ。移動時間に1時間を使うと考えると、2時間もの時間的な余裕を生み出すこともあり得る。
吉田東光によると、台風や強風時などに建築現場のシートの状況などを遠隔地で確認できるといったメリットのほか、防犯対策として活用するケースもある。
また、戸建住宅の現場の場合、毎日、何度も現場管理者が現場に行くということはないが、現場の進捗状況をリアルに確認するために採用されることも多い。
さらに「最近では現場管理者の方々だけでなく、他の部署の方々が現場の安全対策などを確認するために利用していただくことが増えています」(同社市場開発室・近森伸行 室長)という。
動画によってリアルタイムに現場の状況を遠隔地から確認できる「現場見守る君」。文字通り〝現場を見守る目〟として、現場管理だけでなく、建築現場の安全対策や美化・マナーの徹底といった面でも効果を発揮することになりそうだ。
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ハウジング・トリビューンVol.640(2022年8・9号)
特集:
ハウジング・トリビューンは、住宅事業者の商品開発担当者などを対象に、今後の住宅商品開発の方向性を探るアンケート調査を実施した。
「省エネ」、「再生可能エネルギー活用」、「木材利用」、「リサイクル」、「蓄エネ」、「防災・減災」、「温熱環境」、「空気環境」、「在宅ワーク」、「非接触」、「IoT・IT」、「家事支援」、「高齢者対応」、「子育て支援」、「リフォーム対応」、「長寿命化」、「高意匠」、「省施工」、「DIY」、「その他」という19項目の中から、商品開発を進めていく上で注力したいテーマを3つ選択してもらった。
また、その中でも特に注力したいテーマと、なぜそのテーマを選択したのか理由を聞いた。
アンケート結果から、あるべき未来の住宅像が浮き彫りになった。
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