住宅販売の現場でメタバース活用が拡大
リアルなコミュニケーションで上質な体験を提供
メタバースは、基本的には、VR(仮想現実)技術を用いた仮想空間と同じニュアンスで使われるが、昨今の技術革新により、多くのユーザーが同じ仮想空間に集まることができるようになり、新たなコミュニケーションの場として注目されている。住宅販売の現場でもメタバース活用の動きが拡大している。
VR/AR応用などが専門の玉川大学工学部の塩澤秀和教授は、「メタバースにおいて、身体動作を含めたリアルなコミュニケーションが取れるようになると、ユーザー体験の質はより一層高まり、様々なシーンにおいて遠隔でのサービスが広がっていく。仮想空間の住宅展示場などにおいて、案内人から物件の説明を受けることも可能になる」と指摘す
こうした中で、双方向のコミュケーションを図ることができ、より質の高いユーザー体験を提供できるツールとして住宅事業者も注目。将来的に、メタバース空間でのバーチャルモデルハウスを通じた販売活動を視野に入れる事業者も現れ始めている。
【大和ハウス工業】メタバースモデルハウスの提供開始
コミュニケーションを取りながらサポート

大和ハウス工業は、バーチャル展示場やオンラインの家づくりなどを推進する動きの一環としてメタバースの活用に着手する。
2021年10月に開設したデジタル上の住宅展示場「LiveStyle PARTNER」の登録会員専用のコンテンツの一つとして、「xevoΣ」や「Lifegenic」など主力の住宅商品を「メタバースVRモデルハウス」で体感できるサービスの提供を2022年4月からスタートした。
同社は、「コロナ禍で家づくりの導入部分で大きな変革が起きている。住宅展示場の来場者は減少し、WEB上での情報収集が加速している。各社、それに伴いバーチャル展示場やオンラインの家づくりなどを推進しているが、アフターコロナを見据えたニューノーマルな家づくりを考えた時、オンライン上で単に情報を発信するのではなく、”人が介在する”全く新しい家づくり手法を作り上げていく必要がある」として、「顧客が真に興味関心のある情報」が的確に届き、オンライン上で気軽に相談できる仕組みの構築を目指す。
そこで、「LiveStyle PARTNER」では、顧客へのアンケート結果などを元に、「右脳派」、「左脳派」、「予算重視派」の3つのペルソナ像に分け、それぞれの顧客に響くように、カスタマイズした情報を発信。また、閲覧状況に応じても、情報をカスタマイズし、メール・チャット・セミナーでデジタルリレーションを図る。
さらに、顧客の要望をデジタル上で整理できる仕組みとして、サイト内閲覧履歴・ピン留め画像や動画を集約した「Styling NOTE」を用意した。
デジタル経由で資料請求があった場合には、顧客要望を集約した「Styling NOTE」を現場の営業スタッフに届ける。「事前にお客様の要望を把握したうえでコンタクトを図ることで、最適な提案につなげることができる。成約率向上にもつながっていく」(同社)。
さらに、ゲーム感覚で楽しく家づくりを楽しめる仕組みとして「メタバースVRモデルハウス」を開発した。
「実際に現地に足を運ばなくても、建物の雰囲気が分かり、専門のスタッフにより、コミュニケーションを取りながら、しっかりサポートできる」(同社)。
【JIBUNHAUS.】規格型住宅を再現したバーチャルモデルハウス
将来は住宅の3DCGモデルを販売
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