MFS、「モゲチェック」にAIを導入
住宅ローン提案サービスを自動化しスピードアップ
MFSは住宅ローン提案サービス「モゲチェック」にAIを導入した。提案のスピードが飛躍的に早まるとともに、審査に通る確率の判定など新たな機能も追加した。
「モゲチェック」を運営するMFS(東京都千代田区、中山田明代表取締役)が「住宅ローン提案サービス」にAIを導入、その自動化を図った。
「モゲチェック」は、オンラインでユーザーごとに最適な住宅ローンを提案する無料の住宅ローン比較サービス。住宅ローンは、年齢や年収、居住する地域などにより借り入れができる金融機関や金利、保障内容などが異なり、個人でこれらを比較することが難しかった。「モゲチェック」を利用することで、誰もが最適な住宅ローンを簡単に選ぶことができる。2015年8月からサービスを開始、これまで累計9万人以上が利用している。
そもそも同社は住宅ローンショップを展開しており、ユーザーの属性による金融機関ごとの審査の可否といったデータを蓄積してきていた。ただ、こうしたデータやノウハウは各コンサルティングが持っており、それをシステム化しようと考えたのが「モゲチェック」のスタート。それまでのノウハウをモデル化し、モデルを作った。当時は「制度や費用面からAIの導入は深く検討しなかった」(塩澤崇取締役COO)が、安価にAIシステムを提供する企業が出始めたこと、また、データが累計1万件となるなど閾値を超えるほどに蓄積できてきたことなど、環境が大きく変わってきた。こうしたなかAIでどれだけ再現できるかを試してみたところ、高い精度が確認できたことからAI導入に踏み切った。
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