TACTの強みを生かし住宅分野のシェアアップ デジタル社会への対応などスピード感ある経営を

大光電機 串間隆一 社長

24年間にわたり社長を務めた前芝氏からバトンを受け取った串間新社長。
大きく変わる社会環境、住宅市場のなかでどのような舵取りを行っていくのか──。

大光電機
串間 隆一 社長
略歴:1972年生まれ。2000年入社、執行役員首都圏ハウジング営業部長、取締役 首都圏営業部・関東営業部担当、常務取締役商環境営業部担当を経て、2021年6月に代表取締役社長に就任。

──社長に就任し、まず考えられたことは?

前社長の前芝は取締役を4年、社長を24年と、28年間にわたり大光電機の経営に携わり、照明業界で信頼、評価をいただき、大光電機の今の姿を築いてきました。それだけに、49歳の私が社長に就任して一気に若返ることに、お客様、仕入れ先様、また、社員のなかにも不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。同時に期待を持っていただいている方もおられると思います。一日でも早く、そうした不安を払しょくし、また、期待に応えられるように、私自身が先陣を切って行動し、発信していきたいと思っています。

私たちは“三笑三栄”を社是に掲げ、お客様、仕入先様、社員が共存共栄することを求め、広く社会に貢献することをモットーに活動してきました。この姿勢をしっかりと受け継ぎながら、コツコツと事業に取り組み、信頼、評価していただける結果につなげたいと考えています。

社員に向けては、何よりも皆が毎日楽しく仕事ができる環境にしていきますと話をしました。一日24時間のうち、その大部分を会社で過ごすわけですから、有意義で楽しい時間にならなければもったいない。それがモチベーションにつながり、ひいては業績につながっていくと考えています。

──足元の業績と今後の見込み、また、大きな事業戦略について教えてください。

大光電機は照明の専業メーカーで、大きく住宅分野と、店舗やホテル、施設などの店舗・施設分野の2本柱で事業を展開しています。同業他社は住宅分野に力を入れている会社、店舗・施設に力を入れている会社などそれぞれ個性を持ちますが、大光電機は2つの分野に力を入れていることが大きな強みとなっています。


この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。

新規会員登録

(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。