抗菌・抗ウイルス、換気などは当たり前 求められるより高いレベルの衛生性能
特集「今、問われる住まいの姿」 ②パンデミックを踏まえた仕様
コロナウイルス感染拡大により、住まいの中での“衛生”“安全”に対するニーズが高まっている。
どのような性能・機能が標準仕様として求められ、残っていくのだろうか。
コロナウイルスの感染拡大により、公共スペースだけでなく、住まいにおいても、抗ウイルス、抗菌に対する意識が高まり、標準として求められる性能になりつつある。
改めておさらいすると、新型コロナウイルスの主な感染経路は、飛沫感染、接触感染だといわれている。
感染者がくしゃみや会話をすると出てくる飛沫が、直接粘膜に到達することで飛沫感染する。ただ飛沫は重たいので大半は床に落ち、約2m以上離れていれば、大きな飛沫は届かない。感染者の飛沫の多くのものは沈降し床などに落ちていき、それらが表面に付いたものが手に触れ、口、鼻、目などの粘膜を触ると接触感染するリスクが高まる。
飛沫感染ついては、家族同士がなるべく飛沫を飛ばさないようにお互いに配慮することで、ある程度、感染リスクを抑えられるだろうが、問題は接触感染のリスクだ。トイレやダイニングテーブルなど、家族全員が共有するものは多い。ある意味、住まいのなかのあらゆるものが共有物だともいえる。住宅内でもウイルスの感染リスクを低減させるためには、なるべく離れる、手洗いうがいをしっかりするといった対策を行うことが大前提となるが、やはり住まいそのものにもウイルスを低減させる性能が求められている。
抗ウイルス・抗菌建材で
室内のウイルス拡散を抑制
住宅内に持ち込まれたウイルスが、具体的にどのように広がっていくのかも明らかになりつつある。朝日ウッドテックは、東邦大学感染制御学研究室の小林寅喆教授の監修のもと実験を行い、床を起点にウイルスが拡散するリスクを明らかにした。2つの実験を行い、実験①では、くしゃみ・咳・会話時の飛沫の動きを特殊なカメラで可視化することで、拡散した飛沫が最終的に”床”に多く着地する様子を明らかにした。実験②では、飛沫に見立てた蛍光塗料を”床”に塗布し、夫婦役の男女がその上でしばらく過ごすことで、”床”に付着した飛沫が家の中に広がっていく様子を可視化した。
こうした”床”を起点にした感染リスクに目を向け、同社は2020年に抗ウイルス・抗菌性能を付与し、SIAA(抗菌製品技術協議会)の基準をクリアした天然木ローリングを日本で初めて開発。その後、挽き板フローリング「LiveNaturalプレミアム」シリーズを皮切りに、すべての天然木化粧床材の抗ウイルス・抗菌仕様への切り替えを進める。
その他の建材メーカーも、抗ウイルス、抗菌性能を付与した建材のラインアップを拡充しており、採用や問い合わせが急増している。
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