『ウッドショック』下の木材利用① 混乱時こそ、協力体制強化を
天候悪化で出材減の恐れ
外材の供給不足が引き金となった「ウッドショック」が木材・木造建築業界を直撃している。ベイマツ、ホワイトウッド・レッドウッドを原料とした製品(柱、梁桁、羽柄材)が軒並み不足し、代替品として注文が殺到している国産材の供給も追い付かないため、上棟工事が遅れたり、分譲契約が解除されたりといったケースが続出している。ほぼすべての製品で不足感が台頭しているため価格も急騰しており、材料を確保できたとしてもコストアップ分をどのように吸収・転嫁するかの課題が需要者層には重くのしかかっている。

国産材の生産に関しては時期も悪い。春先以降、木が水を盛んに吸い上げるようになるため、この時期に生産された丸太は品質が安定せず、カビなどの傷みも発生しやすい。そのため、林業生産現場では梅雨入り前から出材量が減少し、8月の盆明けくらいまでは回復しないのが通例となっている。
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