コロナ禍で急速な環境変化への適用 人間の機能に着目した商品開発を
千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授 下村義弘 氏
人類と住まい【前編】
コロナ禍で、在宅時間が増えた。感染を恐れ、全く外出しない人もいる。寝不足など体調不安を訴える人も目立ち始めた。人類が登場してからおよそ700万年。見る、聞く、歩く、持つ…。我々が、当たり前にできるこうした行動は、700万年かけてじっくり進化してきた人類のありようだ。三密回避で外出が抑えられ、急激な環境変化への適応が求められる中で、住まいに必要なこととは何か。千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授の下村義弘氏に聞いた。
──コロナ禍で急激な環境変化に迫られています。
人類は700万年をかけて今の状態になりましたので、現代の人工環境は、急速に進歩し過ぎており、人間がほとんど適応できていないのが実情です。人類がどのように今の状態になってきたのかを生物学的視点から眺めて、より良い人工環境などをどう作っていくのかを研究するのが生理人類学です。一方、今生きている人間の特性に合わせたシステムを機器や環境を組み合わせて考えるのが人間工学です。住まいを考える時には両方の視点が必要になります。
この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。
新規会員登録
(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)
アカウントをお持ちの方
ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
令和6年度既存建築物省エネ化推進事業の提案募集
2024.04.25
-
積水ハウス、戸建ZEH「グリーンファースト ゼロ」発売から10年で累積8万棟を達成
2024.04.24
-
コネプラ、第10回ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2024 最優秀賞を受賞
2024.04.24
-
アエラホーム、ZEH 普及目標と実績を発表
2024.04.24
-
三井ホーム建方施工のオートバックスグループ国内初の木造店舗が完成
2024.04.24
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
エフ・ディー・シー WEB来場予約を増やすオンラインセミナーを開催
2024.04.23
-
これからの高性能断熱リフォーム 極力壊さないリノベーションとは
2024.04.22
-
トルネックス 全館空調をテーマに、坂本名誉教授と松尾氏のトークセッションを開催
2024.04.16