一般向けの住まいで商店街の2階を蘇らせる 客付け、リノベ、管理で活用の道筋、家賃保証まで

case10. 静岡県熱海市②

静岡県熱海市。熱海駅から15分の熱海銀座では、商店街の2階の空きスペースを居住空間にリノベーションし、町一体が暮らしの場になるという、新たな町づくりが実施されている。

商店街の2階の空き空間をリノベーションでゲストハウスにしオープンのセミナー。大家、設計家、起業家などが参加しノウハウを連携する形で開催された

町で働く若い人たちのために、どんな空間が欲しいか話を聞き、それにあわせて改装をしていくというカスタマイズのスタイル。それによって住みたい人が快適に過ごせるというわけだ。しかも部屋を町全体に連携させていくという斬新な試み。つまり、商店街に直結していることから食事から買い物までがすぐできる。商店街の2階の空いた部屋を再生したゲストハウスやコワーキングスペースもあり、打ち合わせの会議もできるし、知り合いが来ても泊めることができる。飲食店では懇親会も可能だ。温泉地でもあるので、すぐ近くの温泉でくつろぐこともできるし、浜辺も近く散策もできるというわけだ。町全体が居住空間というコンセプトだ。

新幹線で東京まではわずか46分。2拠点居住も可能だ。すでに4部屋が生まれ、さらに新しい部屋が3部屋できる。広さは1K、2Kのワンルーム。家賃は5万円から8万円だ。


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