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ポラスグループ・中央グリーン開発、オンラインでの住民交流に手応え

会場へ行く〝ハードル〟下がる

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の中、住民交流をオンラインで試みたポラスグループ・中央グリーン開発。「住民交流のやり方の幅が広がった」と手応えを掴み、実際に今回、交流会を企画・運営したCSV推進室 コミュニティ企画係の中村高志係長に、オンラインによる住民交流会の可能性を聞いた。


ポラスグループ・中央グリーン開発 CSV推進室 コミュニティ企画係
中村高志係長

──5月中旬に埼玉県越谷市の分譲地でオンラインによる住民交流会と植栽のワークショップを開催しました。

今回、オンラインによる住民交流会を最初に行ったのは埼玉県越谷市の当社分譲地の「パレットコート北越谷 フロードヴィレッジ」(全64棟)でした。

ここでは門柱の下に、住民自ら植栽し、庭づくりを楽しんでもらおうと、これまでリアルな形で、植栽のワークショップと住民交流会を行ってきました。3期分譲の25棟でも、3、4月の暖かくなった時に、ワークショップと交流会をもともと企画していました。ところが、新型コロナにより、密をつくらないということになり、これまでのような対面で行う交流会はできなくなりました。そこでオンラインで、どうにかしてできないか、ということを社内で話し合いました。

──今までにない方法での住民交流ですよね。オンラインに慎重な声はなかったのですか。

オンラインでやると決まるまでには、ちょっとありましたが、決まったら動きは早かったですね。まず、そもそも私たちも、ズームなどオンライン会議への知識がありません。しかし、実際にやるとなれば、住民に私たちがやり方を教えなければならない、講師側になるわけです。そこで、まず、社内の14、15人が参加し、オンライン飲み会をしながら、操作法や、わかりにくい点などがないかを調べました。まずは自分たちで、興味を持ちながら使ってみるということでオンライン飲み会をきっかけにしました。実際に、これを通じて分かったことがあります。オンライン会議は、スマホ、タブレット、パソコンとそれぞれ異なった機器で参加します。名前1つ変えるだけも、それぞれ操作法が微妙に違います。スマホ、タブレットからだと、アプリをまずダウンロードしなければなりません。

オンライン住民交流会では、操作に熟知している人から、そうではない人まで様々です。いかに、住民に不安を抱かせずに、オンライン交流会を開けるかを考えていました。

オンライン講座で動画を撮る中村係長

──オンライン住民交流会の参加状況はどうでしたか。

「パレットコート北越谷 フロードヴィレッジ」では25世帯を対象に、まず郵便で案内文を配りました。そこでの参加の返事は6〜8件でしたが、実際には10世帯が参加しました。5月下旬に行った収納講座には12件中、当日にオンラインで参加した人は8人。参加できないがメッセージであいさつされた方も2世帯ありました。昨年実施した対面での交流会やワークショップへの参加率は6割程度です。植栽は、その人の関心度合いにもよるため、今回の参加者は半分を下回りましたが、収納講座は8割と、通常より高い参加率となりました。

──オンラインのほうが、テーマによっては参加しやすいのでしょうか。

今回の参加者で目立った意見は、お子さんをお持ちの方からでした。「9カ月の子どもがいるため、オンラインだと気兼ねしない」とか、「会議室などに子どもを連れて行くと走り回るので、オンラインでよかった」という声がありました。オンラインはミュートの機能を使えば、子どもが騒いでいても相手には聞こえないため、周囲への気遣いをしなくて済む点で、会場へ足を運ぶ時より、参加するためのハードルは下がっていると思います。

──今回のオンライン住民交流を実施してみて、今後にどう生かせますか。

運営面では、参加者の不具合に、どう迅速に対応するかが課題だと思いました。ただ、慣れれば、解消できると考えています。

今回、3回交流会をオンラインで行いましたが、今後交流会のやり方の幅が広がると強く感じました。

当社では、他の分譲地で住まわれる方を集めて、年に一度ボウリング大会をしているのですが、今回は開催できるかどうか不透明です。ただ、これも例えば、オンラインで、ゲームを使ったボウリング大会にすれば、小さなお子さんも参加できるし、場合によっては、その子どもさんが優勝するかもしれません。

対面はとてもコミュニケーションを図るには重要なのですが、今回、それができなくなったことで、他の方法でも住民交流ができるということを実感しました。会場へ行く、というこれまであったハードルがオンラインによりなくなり、住民交流が進む、いいきっかけになったのではないでしょうか。

(聞き手=川畑悟史)

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