国産材を活かす |  2019.12.25

どうする?スギ大径材問題 大きく育った木を有効に利用したい(上)

林業は成長産業になれるか⑤

利用期を迎える国産材を活用して林業の成長産業化に導くにはどのような取り組みが求められているのか。林材ライターの赤堀楠雄氏が地域で芽生える国産材活用の事例をルポする。


スギの売れ筋は柱取り材と中目材

長い年月をかけて育った大木には、人の心を惹きつける魅力がある(写真1)。ところが、現在、国産材の代表的な樹種であるスギの場合、太い丸太ほど売りづらく、値段も安くなるという事態が発生している。

スギのもっとも一般的な用途で、生産・流通量も多いのは、3寸5分角(10・5㎝角)あるいは4寸角(12㎝角)の芯持ち柱角である。そのサイズの柱を製材するには、末口径(細い方の小口の直径)が16~20㎝程度の丸太(「柱取り丸太」あるいは「柱適寸」などと呼ばれる)が適していて、量産型の工場では、そのくらいのサイズの丸太を大量に集荷し、自動化されたツインバンドソーを駆使して柱を連続生産している(写真2)。

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