倉庫をリノベしてコミュニティーの場を創出 地域へ貢献 人脈が生まれ工務店の受注増にも 

case4. 和歌山県田辺市その④後編

高垣工務店では「ハッピー・ハッピーチケット」5万円分のギフト券を、家を紹介したところと紹介されたところにプレゼントしている。ギフト券は家具屋、葬儀屋、自動車整備会社の車検、居酒屋、洋服屋、旅館、自転車屋などで使える。仕事で携わったお店だ。このアイディアは、最初5万円の現金だった。ところがこれが不評。「君たちが頑張っているから友達を紹介した。お金をもらったら友達を売っていることになる。そんなの止めてくれ」。「君たちらしくない」とも言われた。それで生まれたのがギフト券だった。これが評判となった。

そんな頃、高垣工務店の石山登啓さん(現社長)が統括部長のときに新聞でみたのが「たなべ未来創造塾」。見識を広げたいと応募した。その石山さん。実は社長の6年前まで契約社員だった。高垣工務店を30歳でやめて3年間家の仕事を手伝った。ところがうまくいかず辞めて高垣工務店に再就職。社長から『勝手にやめて、勝手に戻って、甘い』と言われ契約社員での雇用に。再就職の3か月後に社長がくも膜下出血で倒れた。次期社長は奥さんか現場のベテラン大工さんかとなったが、現場に精通していた石山さんが社長になることになったのだという。


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ハウジング・トリビューン Vol.605(2020年17号)

特集:

ターニングポイントを迎える防災・減災

国をあげた防災・減災対策の取り組みが加速している。
キーワードは“気候変動×防災”だ。
これまで進めてきたダムや堤防などハードを重視した対策だけでなく、「危ない土地に住まない」、「自然の機能を活用する」など「災害をいなす防災」も重視するスタンスへのシフトである。
各省庁の施策も、自然生態系の活用やグリーンインフラの整備、ハザードエリアの利用規制、流域治水など、これまでとは異なる新たな取り組みが目白押しだ。
猛威を振るう自然災害のなか、まちづくり・家づくりにも新たな対応が求められる。

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