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2019.6.13

矢崎エナジーシステム LPWA活用の無線機を発売

自動検針・集中監視サービスを拡大

高速、低消費電力で広範囲につながるLPWAによる無線機と無線機一体型ガスメータを開発した。自動検針・集中監視サービスを拡大するとともに、新たなサービスの展開も進める。

矢崎エナジーシステムは、低消費電力で広域につながる無線通信であるLPWA を用いた無線機と、この無線機を一体化したガスメータを発売、この無線機を用いた自動検針・集中監視サービスを開始した。

今回発売した無線機「YSC – US」と「YSC -NS」(既設メータ向け)と無線機一体型ガスメータ(ハイエンド一体型、スタンダード一体型、一体型の3 機種)は、LPWA の一つであるLTE Cat.M1 方式を用いたもので、ソフトバンクのLTE 通信ネットワークを活用する。

LP ガス業界は30 年ほど前からガスメータの集中監視を行ってきたが、有線の固定電話から携帯へと通信環境が変わり、その普及が阻害されてきた。こうしたなかで通信技術の進化に伴い、大容量で高速、低消費電力で広範囲につながるLPWAが生まれた。

このLPWA を活用することで配送や検針の合理化、保安の高度化、さらには新たなサービスを構築することが可能となる。

新商品は、2 つの周波数に対応し電波環境に適した周波数を自動選択することで広い通信エリアと安定した通信を実現。さらにマンションのメータボックス内など電波が届きにくい場所でもガスメータの情報を確実に取得できる。また、LTECat.M1 に加え、eDRX(消費電力を抑えて長時間の利用を可能とする技術)を採用することで超低消費電力化を実現、毎日検針しても電池で10年連続稼働を可能とした。さらにFOTA 機能(機器のファームウェアを無線通信で更新すること)により遠隔でソフトウェアのバージョンアップが可能となっている。

LPWAでメータのスマート化を実現する。

生活者、ガス事業者に向けて新たなサービスを提供

この無線機の設置は、自動検針・集中監視に役立つだけではなく、その特徴を生かして新たなサービス提供を可能とする。

無線機を通じてテクノ矢崎のガス集中監視センターでデータ受信と緊急時連絡業務を実施する。この情報をweb サービス「EGG – NAVI」を通じて居住者にガスの使用量などの見える化、web検針票、web 請求書などを提供する。

また、ガス事業者にとっては正確な残ガス情報に基づいた合理的な配送、配送ルートの最適化などに活用できる。

さらに、業務管理システム会社やIT 企業との協業により、ガス事業者に向けた新たなサービスも検討中だ。例えば、時間帯・曜日割引プランや規定使用料割引プランといった新料金メニューの提示、生活パターン分析や地域ごとの消費パターン分析などのデータ分析サービスなどを提案していく考えだ。同社は「新商品の無線機は集中監視の普及拡大に拍車をかけてくれると思う。機器メーカーとして、メータや保安機器などだけでなく、それらをつなげる技術開発に取り組んでいきたい」(佐野裕昭・執行役員 ガス機器事業部長)と強調する。

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特集:

2030年住宅への設置率6割は可能か
初期費用、条件不利地域へのソリューション

国は2030年に住宅での太陽光発電の設置率6割を目標とする考えを示した。
現状の設置率は1~2割とみられ、非常に高い目標と言える。
100万円以上を必要とする「高額な初期費用」や、十分な発電効率を得るのが難しい「条件不利地域」といった課題があるなか、住宅事業者は設置率6割に向けてどのように取り組んでいけば良いのか──。
住宅太陽光発電マーケットの最前線を追う。

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