国交省、高齢期の住宅改修ガイドライン策定
老後も自宅で自分らしい暮らしの実現へ
国土交通省は、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」を策定した。
老後、住み慣れた自宅で、自分らしい暮らしをどのように続けていくのか。その実現に向け、今回のガイドラインも重要な役割を果たしていきそうだ。
高齢者の多くが自宅での生活の継続を望み、退職後の期間も長期化する一方で、その住まいは断熱やバリアフリーが十分でない場合や、広くて維持管理が負担になる場合などがある。また、高齢期を迎える前の可能な限り早い段階で、高齢期の住まいや住まい方を選択することが重要であり、中でも自宅の改修は有効な手段となる。こうした背景から国土交通省では、「高齢者の住宅の設計・改修に関するガイドライン検討会」(座長:明治大学理工学部園田眞理子教授)を2017年12月から計5回開催し、高齢期の生活に適した住まいの改修のあり方について検討を進めてきた。その検討結果を踏まえ、今回のガイドラインとして取りまとめた。
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