来るか!? 素材ブーム
近年、加工、印刷、塗装技術などの進化により、住宅の内装材、外装材などの意匠性は飛躍的に向上し、本物と見間違うほどの完成度のものも出てきている。
一方で、こうした本物に近づけるというトレンドが過熱しすぎた反動のためか、本物志向の高まりのためか、とくに建築外観やインテリア演出にこだわりを持つ建築家などから、「素材そのものを活かした建材」が欲しいという声もよく聞かれるようになった。
ケイミューが素材の質感を追求した建材シリーズ、SOLIDOの開発に乗り出した1つのきっかけは、ある建築家からの『窯業サイディングには魅力を感じないが、素材そのものが見えるサイディングの裏側なら使いたい』という声だったという。
2018年4月、SOLIDOシリーズの第2弾として、セメント素材の風合いを追求した窯業系内外装材「SOLIDO typeM」を発売した。カラーベストの製造技術を応用し、製品を焼成する過程で発生する白華のムラをあえて残す、同じものは1つとしてない製品だ。
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