農家発のオートキャンプ場が家族利用で好評

case2. 千葉県山武市その①

レストラン展開でさらにファンを拡大

千葉県山武市にある有野実産業株式会社「有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場」(鈴木章浩代表取締役)は、オートキャンプと収穫体験とレストランを融合させるという独自の展開で注目を浴びている。敷地は1万8000坪(5万9504平方メートル)。周辺は田園地帯だ。もともとは農家。それを活かし、種まきや収穫も体験してもらうオートキャンプ場という発想が生まれた。

宿泊をしてもらい自然を堪能し食も楽しめるという空間だ。働くのは専任が10名、パートを入れて25から30名。

宿泊には、大きくわけて3つのタイプがある。

一つは「オートキャンプサイト」。85区画がある。1区画が8m×8m。樹木で仕切られている。家族が車で来て、車の横でテントを張り、そこで宿泊をしてもらうというもの。料金は平日、祝日などで異なる。平日で2000円から。祝祭日で3000円、夏季3500円、ハイシーズン4000円からなどとなっている。

一つは「ログキャビン」。ベッドのある6畳一間のものが5棟ある。土日祝日料金は1万500円。家族4人だと管理費を入れて1万3800円。平日は6000円、夏季1万1000円。ハイシーズン1万1500円だ。

一つは「モーターホームサイト」。キャンピングカーを年間契約で預かるもの。12区画ある。月の駐車料金は1万5000円だ。水道、電源、汚水処理ができるダンプステーションもついている。

有野実苑(ありのみえん)オートキャンプ場の鈴木章浩代表取締役(左から2人目)とスタッフのみなさん


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