サンゲツ・塩野義製薬・ダイキン工業・帝人フロンティア ダニアレルギー対策会を発足

アレルギー性鼻炎患者の疾患に関する調査を実施


サンゲツ・塩野義製薬・ダイキン工業・帝人フロンティアの4社は、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の認知向上と、その対策方法の啓発を目的に「ダニアレルギー対策会」を発足した。併せて通年性・季節性アレルギー性鼻炎患者の実態調査を実施。イベントの開催やダニアレルギー対策の啓発などを通して健康づくりへの貢献を目指す。

インテリア製品を取り扱うサンゲツ、医薬品の製造・販売を行う塩野義製薬、空調機器などを提供するダイキン工業、繊維事業を展開する帝人フロンティアの4社が集まり、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の認知向上や対策方法の啓発を目的に「ダニアレルギー対策会」を発足した。併せて千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学教授の岡本美孝氏監修の下、通年性アレルギー性鼻炎患者と季節性アレルギー性鼻炎患者の疾患に対する認識や行動などの調査を実施。調査結果を発表するセミナーを開催した。

調査は、通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎の疾患に対する認識や行動の差を調べたもの。調査の結果、アレルギー性鼻炎に関して、「症状が重い」と感じているのは通年性の場合23%なのに対し季節性は41%であった。通年性の場合、日常生活への影響度は低く、症状に慣れている傾向があり、「薬を飲む必要もない」との回答が70%を超える結果となった。この他にも様々なアンケートを実施した結果、日本人の65%はアレルギー性鼻炎に悩まされている可能性があることが判明。そのうちの62.4%が病院での治療を受けていないことがわかった。

調査結果を報告する千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学教授の岡本美孝氏
サンゲツのダニアレルギー対策カーペット「PENTAGON」の施工例

各社、製品を紹介 今後も合同イベントなどを開催

セミナー会場では、こうした通年性アレルギー性鼻炎の対応策として各社がもつあらゆる製品が紹介された。サンゲツのダニアレルギー対策カーペット「PENTAGON」は、「光触媒チタンアパタイト」と呼ばれる糸を採用することで、カーペットに付着したウイルスなどの有害物質を太陽光によって二酸化炭素と水に分解する機能を持ったもの。アレルギーの原因となるアレル物質を減少・分解するほか、ダニの増殖を防ぐなどの効果を発揮する。同社の社長室広報IR課CSR推進課課長の新山明伸氏は「対策会の発足をきっかけに当社の製品を知ってもらうことで採用増加に繋げたい」と話す。

ダニアレルギー対策会は今後、4社共同でのイベント開催や参画企業各社によるダニアレルギー対策の啓発、研究成果の発表などを展開していく。また、アレルギー対策の啓発と推進を行っている認定NPO法人アレルギー支援ネットワークとも協力し、ウェブサイトでもダニアレルギーに関連する情報を発信し、健康づくりへの貢献を目指す考え。