三井不動産レジデンシャル、日本初のMR使用モデルルームをオープン
3D化したデジタル家具を配置し没入体験
三井不動産レジデンシャルが、日本で初めてMixed Reality(以下、MR)を用いたモデルルームを「三井のすまい 池袋サロン」(東京都豊島区)でオープンした。
同社はVRを用いたモデルルームである同サロンを2023年6月に開設。以来、最大幅約7mの3面LEDビジョンに図面や家具レイアウト等を投影し、空間の体験を案内してきた。今回はさらに最新技術のMRを追加。3D化した家具や設備を融合することで、購入検討者に「没入感」を提供し、具体的な暮らしのイメージをつかんでもらう狙いだ。装着するヘッドセットはメタ社の「Meta Quest 3」を使用。投影する家具などのCGを投影するアプリケーションはパナソニックシステムデザイン社の協力を得て、現在販売中のマンション「パークホームズ上板橋」(東京都板橋区)のモデルルームで導入を開始した。
実際に「Meta Quest 3」を装着してみると、家具の大きさや高さが立体的に感じられ、歩きながら広さと配置を体感できるため、実際の生活空間を想像しやすい。既に体験した利用者には、「広さがよく分かる。手持ちの家具が入ると思った」などと好評を得ているという。
「パークホームズ上板橋」では、3種類のVRモデルルームとMRによる4つの家具レイアウトを用意しているが、今後はMRの質を高め、導入物件も増やす予定だ。導入した物件のすべての間取りタイプに対応し、バーチャル上で家具を動かせるようにすることも検討している。
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