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2021.4.21

スウェーデンハウス、接客機能を搭載したバーチャル内覧サービスを野原ホールディングスと共同開発

仮想の“営業担当者”が来訪者の関心を自社の訴求ポイントに引き込む

大型ディスプレイに映し出された「VRモデルハウスウォークスルー」を挟み、結束を強めるスウェーデンハウスの村井秀壽社長(左)と野原ホールディングスの野原弘輔社長
大型ディスプレイに映し出された「VRモデルハウスウォークスルー」を挟み、結束を強めるスウェーデンハウスの村井秀壽社長(左)と野原ホールディングスの野原弘輔社長

スウェーデンハウスは、野原ホールディングスと共同で、3Dキャラクターによる接客機能を搭載した室内360度バーチャル内覧サービス「VRモデルハウスウォークスルー」を開発した。20日からスウェーデンハウスの公式サイトで展開を開始。コロナ禍を背景にVRなどを使ったバーチャル内覧サービスを導入する住宅メーカーが相次いでいる。ただ、Web上で客が部屋を漠然と見るため、メーカー側が考える訴求ポイントに届きにくい。アバターを使った接客機能を搭載することで、訴求ポイントに誘導する。

同社は昨年5月に、モデルルームをweb上で内覧できる「3Dウォークスルー」を投入。コロナ禍による外出自粛や、在宅勤務などの暮らしの変化からなどから都心から少し離れた郊外での戸建住宅への関心が高まったことを背景に、同社の昨年のwebサイトへの来訪者数は一昨年比で93%増。それに伴い来場予約も急増。同社によると一昨年比で2.2倍以上に。受注棟数にも貢献したという。村井秀壽社長は「コロナ禍で家を買いたいニーズが特にZ世代で高まっている」と話す。こうした若者世代の需要の掘り起こしの方法の一つとして、村井社長はWebを考えており、「これからのハウジングのセールスポイントの1つなる」とみる。

住宅のモデルハウスなどでの活用が広がるVRだが、必ずしも、売り込む側の訴求ポイントに客の目が行くわけではない。客の関心のある部分が、訴求ポイントと重ならないこともあるためだ。このため、今回、同社はキャラクターなどのアバターをWeb画面上に登場させ、チャットロボットを使い、リアルなショールームで担当者から説明を受けている状態に近づけた。

同社は木製サッシ三層ガラス窓を標準仕様にする。ショールームでは必ず来場者に説明するポイントで、この特徴をアバターが丁寧に説明。180度回転する窓は、一目でイメージが付くように動画で映し出す。「実際にモデルルームに訪れなくても、当社の訴求ポイントを、キャラクターなどを通じて楽しみながら、分かってもらえる」と大川保彦営業推進部長は話す。

今回のサービスは、同社が考えるWEB対策の強化の一環。3Dキャラクターによる接客機能を搭載した室内内覧サービスは世界でも初めてという。キャラクターには同社のキャラクター「ムース先生」とスウェーデンの民族衣装を着たスタッフ2人がいる。これらのキャラクターが、閲覧している客のモデルルームに現れ、住宅の性能だけでなく、インテリアや間取りなどの特徴を説明する。Webサイト上で、そのままリアルなモデルルームの来場予約もできる。村井社長は「肌感や質感はモデルルームに来なければ分からないが、それまでにwebで分かることも十分ある。今回の新サービスで、若者世代への関心をもっと高めていきたい」と強調する。

コロナ禍で、VRなどを使ったバーチャルモデルルームは一定程度広がった。今回のスウェーデンハウスの取り組みは、VRで、いかに自社商品のこだわりポイントを訴求するのかという点で、一歩リードしたといってよさそうだ。

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特集:

住産業はどう対応する?

社会が大きく変わりつつある。
環境対策は待ったなしの緊急課題で、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが急展開している。
少子高齢化は、わが国の人口構成を大きく変え、これまでになかった社会を迎えつつある。
また、地震や台風などの自然災害の激甚化・頻発化は気候変動への対策とあわせ、その対策が強く進められつつある。
さらにコロナ禍は、働き方改革やデジタル化を好むと好まざるとにかかわらず、強制的に進めることになった。
こうしたなかで人々の暮らしも変わりつつある。
生活を支える住産業は、こうした変化にどのように対応していくのか──。
各省庁がまとめた白書をベースに、さまざまなデータを紐解いた。

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