New   2025.10.31

住宅リフォーム市場規模、ほぼ横ばいで7兆円台維持

東京都は9000億円目前に

 

(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターは、2024年の住宅リフォーム市場規模が7兆円になったと発表した。前年の7兆100億円から微減となったものの、ほぼ横ばいで7兆円台を維持している。内訳は、増築・改築工事費が5000億円、設備等の修繕維持費が6兆5000億円だ。

都道府県別にみると市場規模が最も大きいのは東京都で、8954億円と前年より249億円増えた。次いで神奈川県が5416億円、大阪府が4432億円、埼玉県が4230億と続く。前年は神奈川県が1億円差で大阪府を抜き2位に浮上したが、今年は両県の差が大きく開いた。

なお、リフォーム市場規模全体の7兆円にエアコンや家具などのリフォームに関連する耐久消費財、インテリアなどの購入金額を加えた「広義のリフォーム市場規模」は8兆2800億円となった。8年連続で増加しており、過去最高を更新している。