New   2025.9.17

基準地価、4年連続アップ

住宅地は東京・大阪圏で上昇幅拡大

 

国土交通省の発表によれば、令和7年の基準地価は全用途平均で4年連続上昇した。上昇幅も前年から0.1ポイント拡大し、1.5%増となっている。住宅地は1.0%増で、こちらも4年連続で上昇幅が拡大している。

直近5年の推移(国交省資料より)

住宅地を詳しくみると、全ての地域で地価の上昇が継続。三大都市圏では、東京圏と大阪圏で上昇幅が拡大し、それぞれ3.9%、2.2%増えた。名古屋圏については、上昇幅が前年から0.8ポイント縮小したものの、1.7%増と5年連続で増加を続けている。

地方では29年ぶりに下落止まる

一方、地方圏については、地方四市(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)が4.1%増。前年からは上昇幅が1.5ポイント縮小しているが、東京圏よりも高い上昇率をキープしている。なお、地方のその他地域では、平成8年から29年間続いた下落が止まり、±0.0%と横ばいに転じた。