2025.7.18

子育てグリーン住宅支援事業、開口部新設など補助対象外に

リフォームの要件見直し

 

国土交通省と環境省は、子育てグリーン住宅支援事業のリフォームについて、開口部に関する要件が見直す。

同事業では、幅広い消費者ニーズに対応できるよう、リフォームの窓の設置方法に係る制限をできるだけ設けていない。しかし、壁に新たに多数の窓を設置するなど、住宅の総合的な断熱性向上につながるとは考えにくい事例が一部で確認されている。こうした工事の抑制を図るため、今回、2025年9月15日以降に設置する外窓・ドアについての補助対象要件を見直すこととした。

見直し後は、①外壁等に新たに開口部を設けて設置する外窓・ドア、②既存開口部を拡張して設置する外窓、③開口部の位置を変更して設置する外窓・ドア―に当てはまるものが、補助の対象外となる。

また、②については、交換工事前のサッシ数を上回るサッシ数の外窓・ドアを設置する工事も含む。例えば、2枚建の引き違い窓(1製品)を4分割したFIX窓に交換する場合などが該当する。つまり、工事前と後のサッシ数が同数以下であることを求める。

ただし、BELS評定や既存住宅性能評価書などの提出により、断熱等性能等級5を満たす住宅については、①~③に該当していても補助対象となる。

なお、この見直し要件は「先進的窓リノベ2025事業」にも適用する。

子育てグリーン住宅支援事業HPより