2024.10.16

国土交通省、能登半島の災害査定を簡素化

迅速な復旧につなげる

国土交通省は、能登半島における災害査定の基準を大幅に簡素化すると発表した。

能登半島では、2024年初頭に最大震度7の巨大地震が発生、さらに復興の最中であった9月20日ごろから集中豪雨が発生し、地震被害に追い打ちをかけるような激甚災害に見舞われた。こうした事例は極めて特殊であり、地震によって被災した施設の中には大雨の影響で被害が拡大したものも多数ある。

これを受け、国交省は双方を個々の災害として捉えるのではなく、複合的な災害と捉えることで災害査定を一体的に実施していく必要があると判断。二つの災害を統一化し、災害査定を効率化することを石川県に通達した。

具体的には、設計図書の簡素化などを図ることで、査定に要する時間や人員を大幅に縮減し、迅速な災害復旧を支援する。