2016.6.28

アウトソーシング化が進む 住まいのアフターサポート

住宅すごろくに代わる新たな住宅循環システムの構築へ

少子高齢化・人口減少が進展し、世帯数の減少から空き家問題が深刻化している。ストック型社会への転換を急がなければならない。

そうしたなか、2016年3月に閣議決定した新しい「住生活基本計画」では、住宅ストックからの視点として、「住宅すごろくに代わる新たな循環システムの構築」を目標のひとつに掲げた。

住宅購入でゴールとなる従来の「住宅すごろく」から、既存住宅が資産となり、次の世代にも承継される「新たな住宅循環システム」の構築を目指すとしている。

新築時に高性能で品質の高い住宅を供給するとともに、適切な維持管理・メンテナンスやリフォームを行うことで、住宅の性能、品質を低下させないことで、住み替えなどで売却する際に、資産として適正に評価され、中古住宅市場に流通、次代に引き継がれていく──。そんな、住宅ストックの好循環を生み出していこうとしている。