New   2025.11.4

アルミの水平リサイクルへの取り組みが本格化 三協立山が資源回収ネットワークを結成

Housing Tribune Weekly vol.751

 

アルミの水平リサイクルに向けた動きが本格化してきている。

三協立山がアビヅ(愛知県名古屋市)、イボキン(兵庫県たつの市)、オリックス環境(東京都港区)、こっこー(広島県呉市)、HARITA(富山県高岡市)のリサイクル事業者5社と「サーキュラーエコノミー(CE)チャレンジャーズ」を結成し、10月28日より運用開始した。三協立山がスキームの全体構想を主導し、製品化を担う。

製造事業者の三協立山と、全国各地域のリサイクル事業者が連携することで、一貫した資源回収・リサイクルシステムを構築。これにより、商品の製造・流通過程を追跡する“トレーサビリティ”が可能になり、信頼性の高い環境配慮型製品へのニーズに対応する。また、アルミサッシの回収率向上と、高品質なリサイクル原料の安定確保も可能となる。

アルミサッシは1960年代から主要な建材として普及しているが、日本国内で回収されるアルミスクラップ年間約131万トン(推計)のうち、約4割にあたる46万tが海外へ輸出されており、国内循環利用が求められている。リサイクル事業者と一体となり、「CEチャレンジャーズ」として取り組むことで、解体工事から選別処理まで異なる事業者によって分断されていた工程を一括管理し、資源の有効活用を進める。


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