木質構造用ねじのJISが制定、木造建築普及に期待
Housing Tribune Weekly vol.654
経済産業省が木質構造用ねじの耐震性等の品質や検査方法などを規定したJISを制定した。接合力や設計自由度の高い木質構造用ねじが使用しやすくなることで、木造建築物の普及に更なる拍車がかかりそうだ。
木質構造用ねじは、木材同士を直接接合する金属製のねじで、ねじ部の摩擦力により従来のくぎよりも接合力が高い、ボルトや金物より安価、本数や接合箇所が自由で施工しやすいなどの特徴がある。一方で、これまで性能について明確な基準がなく、製品開発や規格開発が欧州を中心に行われているため、耐震性について性能を担保することが難しかった。そのため、建築に使用する際には、その都度、部品を取り寄せて接合部のモデルをつくり、耐久性などについて実物試験を行う必要があり、その時間や手間、コストが木質構造用ねじを使うに当たってのボトルネックとなっていた。
今回のJISは、欧州の規格を参考にしつつ、主に①繰返し曲げ回数や最大ねじりトルク等の機械的性質、②形状、寸法、③製品の呼び方、表示、報告について基準を設けた。
この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。
新規会員登録
(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)
アカウントをお持ちの方
ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。
リンク先は各社のサイトです。内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
内容・URLは掲載時のものであり、変更されている場合があります。
-
マーベックス・アキレス “断熱等級6”の時代の真の差別化ポイントを解説
2024.11.21
-
YKK AP・パラマウント硝子工業・日本住環境・アキレス 断熱気密の施工をプロが解説
2024.11.21
-
JCA・デコス エバーフィールド・久原氏が石川の木造応急仮設住宅について講演
2024.11.12