次世代太陽光、実用化に向け活発な動き
Housing Tribune Weekly vol.651
ぺロブスカイト太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池といった次世代太陽光発電の開発、住宅分野への活用を目指す動きが進んでいる。脱炭素の流れの中で住宅、建築物に更なる省エネ化、再生エネルギー活用が求められている。一方で、2024年4月に開始される4号特例縮小を控え、屋根や建物軽量化の要求は高まっている。また、台風や猛暑など異常気象、災害への対応が迫られている。加えて、従来のシリコン系太陽光パネルは廃棄、リサイクルの問題も抱えている。こうした様々な課題がある中で次世代太陽光発電の開発が活発化しているのだ。
今大きな注目を集めているのはペロブスカイト太陽電池だ。主な材料はヨウ素と鉛の化合物。塗布や印刷技術で量産でき、フィルムやガラス面へ透明性を維持したまま発電が可能。発電効率についてはラボレベルで、既存のシリコン系と同等の20%を超える結果が出ている。一方で、熱、紫外線に弱く屋根材としての商品化が難しいという課題がある。実用化までは時間がかかりそうだが、国は「2030年を待たず早期に社会実装を目指す」とし、民間での実証実験も活発化している。パナソニック ホールディングスはガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池のプロトタイプを開発し、神奈川県藤沢市のFujisawaサスティナブル・スマートタウン内に新設されたモデルハウスで実証実験を開始した。南南東に面した2階バルコニー部分に設置し、目隠し性と透光性を両立させたデザインとともに、長期設置による発電性能や耐久性などを検証する。積水化学工業は大阪本社が入居する堂島関電ビルに国内で初めてフィルム型ペロブスカイト太陽電池を実装した。“地上12階の風荷重に20年相当耐え、安定した発電性能を維持した設置方法″を開発、また、「フィルム型ペロブスカイト太陽電池付き建材パネル」を完成させ設置した。発電量のモニタリングや経年変化など、長期的な品質評価に活用する。
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