WS 業界初、完全サイディングプレカットを実現
Housing Tribune Weekly vol.565
在来木造の工業化を支援するウッドステーション(WS)は、業界初の完全サイディングプレカットソフト「WSSiding」を開発した。木材のプレカットCADデータを「WSSiding」で処理し、現場採寸なしでサイディングの加工図・CAMデータを出力できる仕組みを構築した。ウッドステーションがデータ作成を請け負い、住宅事業者を始め、サイディングメーカー、サイディング加工機メーカー、サイディング施工事業者、流通事業者などに提供する。
同社は大型パネル事業を推進する。大型パネルとは、柱、梁、金物、サッシ、断熱材などを事前に工場で一体化したもの。工場生産によりきわめて高い精度・品質を確保できる。この大型パネル事業の核になるのが大型パネル図作成ソフト「WSPanel」だ。プレカット工場から供給されるプレカットCADを読み込み、耐力面材、サッシ、断熱材などを一体化した大型パネルの施工図を作成する。大型パネルによる上棟実績を積み重ねる中で大型パネル図の精度を高めてきた。同社の塩地博文社長は、「実践を経て習熟度を増しWSPanelは、狭小地などに建つ住宅を含め、特殊解にも完璧に対応できるように進化している。その副産物として完全サイディングプレカットソフト『WSSiding』を開発した」と話す。
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