ポストテンション構造

ぽすとてんしょんこうぞう

耐力部材に通した高強度の鋼棒やワイヤーロープに引張力を与えることで部材間の固定度を高める技術を使った構造。住友林業が筑波研究所で建設を進めていた木造3階建の新研究棟に導入した。一般的なRC造や鉄骨造は、大地震の際、部材が降伏してしまうと、倒壊を免れても建替が必要になる。この構造だと、交換可能なエネルギー吸収部材に損傷を集中させることで、限界を超えた被害にあっても最小限の修復・部材交換で耐震性の回復が可能である。