MFS、不動産AI査定サービスをリリース
価格情報の非対称性を打破、誰もが無料で価格の把握が可能
誰もが無料で不動産価格を把握できる査定サービスを開始。
全国のマンションの9割をカバーし、取引価格、賃料、想定利回りを高い精度で公開する。
住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」、不動産投資サービス「INVASE」を運営するMFS(東京都千代田区、中山田明代表取締役CEO)が、不動産AI査定サービス「CAPS(キャップス)」をリリースした。450万件の価格データを元に、非常に高い予測精度を実現したことが大きな特徴だ。
不動産業界の課題の一つに、エンドユーザーが不動産の成約価格に直接アクセスできないことが指摘される。例えば、レインズは宅建業者等に限って共有される。市場で公開されている情報は売り出し価格が中心で、実勢価格との乖離も指摘される。一般的な査定サービスも運営されているが、基本的には広告モデルであり、不動産会社に送客され、営業電話がかかってくる。
「不動産価格情報の非対称性、また、ユーザーの負担を打破したい」(塩澤崇CMO)と開発したのが「キャップス」だ。「モゲチェック」や「INVASE」で培った住宅ローン・不動産投資領域の知見と、AIによる価格推定技術を活用、メールアドレスとマンションの登録をすれば、誰もが無料かつリアルタイムで客観的なマンションの値段を把握することができる。

全国の約14.6万棟のマンションが対象で、マンションカバー率は90%。大きな特徴がその精度で、実際の売り出し価格に対するMER(誤差率中央値=AIモデルの予測精度の指標。10%の場合、査定された物件の半分は誤差10%以内で推定できている)は、東京23区内で6.1%、全国で7.4%だ。これは賃料約273万件、売買約184万件の募集データをベースに、場所、階数、平米数といった一般的な不動産情報にとどまらず、最寄り駅の情報や将来推計人口まで、400を超える特徴量を用意し、AIに学習させているためである。同社では、価格モデル。賃料モデルのMERを月次で公開していく予定だ。
推定取引価格だけでなく、想定賃料、想定利回りを同一画面で確認でき、物件単位で最大2019年4月までさかのぼり推移グラフで表示。マンション名と専有面積・所在階・間取りの3項目を入力するだけで、最短1分で査定結果を表示。最大20件まで継続的にモニタリングできる。
今後、モゲチェック、INVASE、グループ子会社のコンドミニアム・アセットマネジメント社と、「キャップス」の連携を強化していく考え。
マンション価格指数を毎月公表
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