今よりもっと夢がありワクワクする会社に キッチンメーカーの強みを生かし事業拡大へ

クリナップ 代表取締役 社長執行役員 藤原 亨 氏

 

クリナップが新社長の藤原氏とメディアとの懇談会を開催。「具体的な方向性はこれから」とは言うものの、リフォームやサニタリーといった事業、さらに未来キッチンプロジェクトの事業化に向けた考えなど、これからクリナップの姿を語った。

若い感覚で新しい方向性を

会長の井上から内示を受けた時に言われたことが「若い感覚でクリナップを新しい方向に導いてほしい」です。「若い感覚の新しい方向」が、今、会社にとって必要なことだということです。

この宿題に対して、それほど明確な方向性ではないものの、一つだけ決めたのは「今よりももっと夢があってワクワクする会社にしたい」という言葉で、所信表明として社員にも伝えました。

昨年、「クリナップらしさ」について全社員にアンケートを行い、今後も変えてはならないクリナップらしさ、今後変えていかなければならないクリナップらしさ、今はないが新しく作らなければいけないクリナップらしさ、とは何かという3つの質問を投げかけました。この最後の質問の回答の一位が「夢がありわくわくする」だったのです。社員の多くがそういう会社になりたいと考えているのであれば、それを先導するのが自分の役割、使命だと考えています。

社員に声をかける時に気をつけているのが、どうしたらモチベーションを上げてもらえるかです。営業、開発、生産など仕事によって、また、人によって火がつくポイントが違います。例えば、営業には露骨に他メーカーの名前を出し、ディスカッションで本音を聞かせてもらう、これを引き続きやっていく考えです。

[プロフィール]
藤原 亨(ふじわら・とおる)氏
略歴:1989年クリナップ入社、2010年執行役員、2012年開発本部長、2014常務執行役員、2015経営改革委員長、経営企画部担当、2016経営企画部、コミュニケーション部担当、2017新事業推進部長、経営企画部担当、2018開発本部長、2019年リテール事業企画部長、2022開発部門担当。2026年代表取締役 社長執行役員、開発本部管掌。

リフォームは提案次第
台数シェアより金額シェア

今後、市場は新築よりもリフォームと言われています。新築市場はコントロールできませんが、リフォームは我々の提案次第では増やすことができる。特に「セントロ」や「ステディア」は、リフォームを喚起する商品性を持っています。そこにモノだけではなくサービス、体験を組み合わせれば、さらに強みを生かせると考えています。

リフォームは体験だと思います。商品の入れ替えだけでなく、リフォーム全体の体験をレベルアップし、提供価値を広げていきたい。そういうリフォームにシフトしていく時代だと考えています。

こうしたなかでセット数や売上げよりも単価、利益を重視したいと思っています。社内だけでなく業界でも台数や売上げにこだわる基調がまだありますが、昔ほど市場環境が良くはないなか利益にマインドチェンジすべきです。重視するのは、台数シェアよりも金額シェアであり、それをどう上げていくかが重要です。

キッチンの強みを生かしサニタリーを拡大する


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