木造住宅のスペシャリスト 幅広い営業・技術の知識で提案力を高める「木造ハウジングコーディネーター」

 

(一社)日本木造住宅産業協会(木住協)が運営する資格制度「木造ハウジングコーディネーター」は、これからの時代にふさわしい木造住宅のスペシャリストの育成を目指すものだ。2001年度に資格制度をスタート、これまでの資格取得者は累計で7687人に達している。

時代の変化にともない、住まいづくりにさまざまな要素が求められるようになっている。例えば、環境問題への対応や美しい街並みづくりなどだ。また、消費者のニーズも多様化し、要望を実現するためには幅広い知識とトータルの提案力が求められる。

木造住宅ハウジングコーディネーターは、木造住宅の営業・技術の両面からユーザーに的確なアドバイスができる人材の育成を目的としており、その資格取得によって一定水準の専門知識を持ち、高いレベルの営業スキルと知識力を持つことを証明する。

試験は営業編と技術編の2科目で構成される。木造住宅の基礎知識から始まり、関連法規、営業スキル、設計・施工に関する基礎知識などが問われる。

参考書となるテキストとして営業編と技術編の2冊を用意。営業編はヒアリング商談から引渡し、アフターサービスまでの家づくりの全工程、また、間取りやインテリア、設備機器など幅広く学ぶことができ、ワンランク上の提案力が身につく。さらに、ヒアリング能力やプレゼンテーションスキルも上達、ユーザーとの信頼関係の構築の仕方を習得できる。

テキストは営業編と技術編の2冊を用意。営業編は商談から引渡し、アフターサービスまでの家づくりの全工程を幅広く学べる

一方、技術編は「工法の種類・施工の手順」、「住宅に使われる材料」、「住宅技術の基礎知識」などを学ぶことができる。木造住宅に関する知識を幅広く向上することができるとともに、設計に関する技術的な専門知識を身につけることができ、より深くユーザーの希望を汲み取ることが可能になる。さらに、法律や税制といった国の最新動向、時代のニーズもわかりやすく説明できる知識を学ぶことができる。

「外出先でも手軽に学ぶことができるようにしてほしい」という受験者の声を受け、営業編、技術編ともに電子版のテキストを準備するとともに、実際のデジタル試験を想定した「想定問題集」も電子化した。

このテキストは、毎年改定を行っている。変化するニーズや最新の法制度に対応するためだ。最新版は2026年5月に改訂、2025年4月の4号特例見直しについて、より細やかな解説を加えた。また、営業編においてはプレゼン準備による平面プランのゾーニングの考え方を現在の暮らし方を踏まえてまとめ直したものに更新した。

「木造ハウジングコーディネーター」の資格を取得するため、同協会では「Aコース」(試験のみ)、「Bコース」(試験+講習)、「BSコース」(学生 試験+講習)の3つのコースを用意している。講習は参加しやすいように対面講習とWEB講習を用意する。資格試験会場は、全国のCBTテストセンターだ。2026年度の資格試験と講習会は6月中旬から申し込みを受け付ける予定となっている。

2026年度 講習会・試験の概要

講習会対面型(連続2日間)東京会場(港区) 9月14日(月)・15日(火)
WEB型(配信期間中、繰り返し受講可能)小テストあり
配信日程  2026年10月10日(土)〜11月30(月)
資格試験試験日2026年12月1日(火)または3日(水)
試験時間営業編・技術編 各60分以内
会場全国テストセンター
費用(税込)A1:試験のみ(テキスト付)会員 2万4,200円、非会員 3万3,000円
A2:試験のみ(テキスト無)会員 1万3,200円、非会員 1万7,600円
B:講習会+試験(テキスト付)会員 3万8,500円、非会員 5万2,800円
BS:学生 講習会+試験(テキスト付)学割 1万3,200円(学生証等証明書必要)

一般社団法人 日本木造住宅産業協会
TEL:03-5114-3010(代表) 
https://www.mokujukyo.or.jp/initiative/hc/