ZEHの提案力を高める新資格 知識を効率的に学び信頼につなげる「ZEHコーディネーター」

 

(一財)家電製品協会が2026年度から新たにスタートする資格制度が「ZEHコーディネーター」。ZEH関連の制度や知識を効率的に学び、省エネニーズに応じた最適な住まいを提案できる力を身につけることができる資格だ。

カーボンニュートラルの実現を目指すなか、住宅の性能向上が急ピッチで進められている。そのメルクマールと言えるのがZEHである。高断熱、省エネ機器、太陽光発電などの導入により、住まいで使うエネルギーを実質ゼロにする。2027年にはさらに性能を高めた次世代をにらむGX ZEHの導入も予定されている。

ZEHが一般的になる時代、さらにその先の時代を見据え、住宅・リフォームの営業現場では幅広い知識が求められる。国の省エネ住宅に関わる制度や規制、補助金などの支援策、断熱性など構造躯体に関わるものだけでなく空調や換気扇、太陽光発電や蓄電池といった設備機器などの知識を持たずして適切な、説得力のある提案はできないと言っていい。「ZEHコーディネーター」は、これら諸制度や必要不可欠な知識をタイムリーかつ効率的に学び、ユーザーニーズにあった住まいと暮らしを提案できる「実践力」を身につけることができる。

「ZEHコーディネーター」の認定要件は、国の省エネ住宅制度を分かりやすく説明できること、GX ZEHなどの定義を分かりやすく説明できること、省エネ住宅制度に関する補助金を理解し整理して体系立てて説明できること、高性能断熱窓など省エネ住宅に欠かせない断熱の知識を習得していること、太陽光発電システムおよびその導入効果をわかりやすく説明できること、住宅用蓄電池システムおよびその導入効果を分かりやすく説明できること、などだ。

WEB学習動画。受験料の支払い後から、試験期間終了日まで視聴できる

こうした知識を身につけるため、(一財)家電製品協会では、電子テキスト、WEB学習動画を用意している。さらに、理解をより深めるため、受験の参考にと、「ZEHコーディネーター資格特別セミナー」を動画で配信。4月16日~5月15日の期間限定で「新しいZEHの定義 「ZEHコーディネーター」資格による人材育成への期待」(芝浦工業大学・秋元孝之教授)、「環境省における住宅施策について」(環境省地球温暖化対策事業室・鈴木陽介室長補佐)の2本を配信した。さらに第3弾も制作中で6月から公開予定だ。

第1回目となる試験は9月に実施。7月1日~8月10日に受験申請を行い、受験料の支払い決済後にテキストのダウンロードと動画の視聴が可能になる。試験はCBT方式を採用、9月1日~14日の間に、自ら選択した日時に、選択した試験会場を訪れて試験を受けることができる。

(一財)家電製品協会では、この資格取得を活かせる業種として、新築省エネ住宅の販売・プランナー、省エネ住宅リフォームの販売・プランナー、家電販売・サービスに関わり住宅リフォームを担当している人などをあげる。協会ホームページに設置した「ZEHコーディネーター」のサイトを通じて問い合わせが寄せられているが、特に地域ビルダー・工務店や建材流通事業者の関心が高いという。

「ZEHコーディネーター」の資格試験は年2回の実施を計画しており、第2回は2027年3月に実施予定で11月末頃に日程を公表する。

2026年度 9月試験の概要

受験申請期間2026年7月1日(水)〜8月10日(月)
教材電子テキスト:受験料の支払い決済後にダウンロード可能
WEB学習動画:受験料の支払い決済後から試験実施期間終了日まで視聴可能
試験実施期間2026年9月1日(火)〜9月14日(月)
試験方法CBT方式によるコンピュータ上の試験
試験時間・問題数1科目55分 15問200点満点
受験料1万4,000円(税込、教材費用は受験料に含まれる)
合格基準原則として、科目 得点率 概ね得点率70%以上(※)
※試験結果を踏まえ、試験第三者委員会にて都度確定する。
資格の有効期限資格交付日より5年間(資格更新制度あり)
更新料7,500円(税込)
試験場所全国各地のテストセンター
受験資格学歴・年齢・性別・国籍による制限はなし

ZEHコーディネーター資格特別セミナー
第3回特別セミナー 6月公開予定!詳細は認定センターHPにてご案内します。

一般財団法人 家電製品協会
TEL:03-6741-5609 (代表)
https://www.aeha.or.jp