住宅にこそBIMは必要?
BIMモデルを使い、建築物に関する様々な情報を可視化することで、設計の早い段階で各種シミュレーションを実行して設計内容の検証を行い、迅速に問題点の改善を図ることができる。このように設計の初期の段階に負荷をかけ、作業を前倒しで進めることをフロントローディングと呼ぶ。これにより、「ワークフローの改善」や、「コストアップ要因の排除」といった効果が期待できる。なるほど、考え方は理解できる。ビル建築などで普及が進んでいるのもわかる。しかし、導入のハードルは高く、住宅への普及はまだ先だろうと思っていた。しかし、関係者の話を聞くと、住宅にこそBIMが切実に求められているようだ。
国が本気で木造住宅でのBIM普及を目指して環境整備を進めているのだ。現在、年間に約30万件にも上る住宅の確認申請が行われているが、審査機関側では慢性的な人手不足に直面している。さらに2025年4月の省エネ基準の義務化、4号特例の縮小などで、確認済証の交付までの期間が長期化している。審査の効率化と標準化を図り、BIMを活用してルールを統一することが、こうした状況を打破につながると期待されているのだ。
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