New   2026.3.19

子どもがいてもいなくても

 

日本の少子化が急速に進んでいる。厚生労働省が2月末に発表した人口動態統計の速報値によれば、2025年の出生数は70万5809人で、統計を取り始めた1899年以降、速報値ベースでは10年連続で過去最少を更新した。

興味深いのは、婚姻件数が増加していることだ。前年から5657組増えた50万5656組で、2年連続の増加となった。上野賢一郎厚生労働相は婚姻件数増加を「良い傾向」としているが、婚姻数増加がそのまま少子化の歯止めになるかどうかは不透明だ。少子化の原因として、未婚化・晩婚化の進行や経済的負担などが挙げられるが、根本にある「意思」の問題もある。ロート製薬が18~29歳の未婚男女400人に対して調査した25年度版「妊活白書」では、子どもが欲しくないと回答した割合が62.6%にものぼった。若い世代のこうした反応からも、積極的に子どもを持ちたい人が減少していることが伺える。

日本の2025年の出生数は70万5809人で過去最少を更新した

1983年生まれの私の同級生をみると、現在育児中の人が多いが、単身や夫婦のみの人もそれなりにいる。努力して授からなかった人もいる。私も夫と犬1頭で暮らしており、自分の周辺だけでも子どもに関する多様なスタンスがあることを実感している。2020年の国勢調査における世帯割合では、最も多いのが単身世帯で38%、夫婦と子の世帯が25.2%、夫婦のみの世帯が25.2%、高齢者単身世帯が13.2%、ひとり親世帯が9.0%と続く。


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