New   2025.11.4

エンジョイワークス 複数空き家を湯治コンセプトの中長期滞在施設として整備

 

エンジョイワークス(神奈川県鎌倉市、福田和則代表取締役)は、複数空き家を1つのコンセプトで面的整備する事業を推進している。
第一弾として大分県別府市で湯治をテーマにした「TOJI Haus PROJECT」を開始。
市や日本航空(JAL)などと協業し、二地域居住推進や関係人口創出を図る。

神奈川県湘南エリアを中心に、空き家や遊休不動産利用を通した場のプロデュースや運営、地域の課題解決などに取り組むエンジョイワークスが新たに挑戦するのが、二地域居住、中長期滞在を見据えた「空き家の面的再生」だ。個々の空き家をそれぞれ再生・活用するのではなく、ある地域に点在する空き家を1つのコンセプトのもとに同時に開発し、滞在施設として都市部と地方との人の流れを創出する。

「TOJI Haus」のイメージ

現在、第一弾として大分県別府市において「TOJI Haus PROJECT」を進めている。日本有数の温泉地である別府市は温泉、ホテルなどの宿泊施設は多い一方、中長期滞在用に泊まれる場所の数は少ないという。そこに目を向け、点在する空き家を買い取り、湯治をコンセプトとした中長期滞在施設へと再生。二地域居住を志向する都市部在住者、訪日外国人などをターゲットに関係人口増加を狙う。

プロジェクトを担当する松島孝夫取締役は「『空き家対策』といっても、1つ1つの建物を対象にすることが大半で、対策をしているようで中々先に進まない、成果が見えづらいケースが非常に多い。今回の別府での事業は、別府市が掲げる『新湯治・ウェルネス』というまちづくりの明確な方針に基づいた空き家の活用。点から線へ、線から面へと展開することはよくあるが、最初から面で進めるという空き家対策の1つの形をつくりたい」と説明する。


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