諸戸の家 アルマーニのホームインテリアラインと協働
目黒区平町に8億円の分譲住宅
諸戸の家が、ジョルジョ・アルマーニ氏のホームインテリアラインで家全体をコーディネートした高級分譲住宅「諸戸の家 Furnished by ARMANI/CASA001 目黒区平町の邸宅」を目黒区平町に完成させた。
東京と名古屋を拠点に、一点物の高級分譲住宅を手がける諸戸の家が「アルマーニ」の家をつくり上げた。世界的なファッション・デザイナーであり、25年9月に91歳で逝去したジョルジョ・アルマーニ氏は、独自の美意識を反映させたホームインテリアコレクション「アルマーニ/カーザ」を2000年から展開してきた。家具、照明、ホームアクセサリー、壁紙まで包括的に展開しており、諸戸の家は、約20年前から分譲住宅に同ブランドのアイテムを取り入れ、関係を築いてきた。かねて協働企画の構想はあったものの実現には至らず、今回プロデュースを担当した井上翔太シニアプロデューサーが自らアルマーニ / カーザに出向き、強い思いを伝えたことでコラボレーションに至った。同ブランドが首都圏内の戸建住宅でファニシングを手がけるのは初めてだという。井上氏は「アルマーニ/カーザは、いかにお客様に豊かで最良な人生を送ってもらうかを考えているブランドであり、我々も多くのことを教わってきた。目黒の土地を取得した時から、場所や広さを見て、ここでぜひコラボレーションしたいと思った。今までの信頼関係の上で実現できた」と話す。
家全体のテーマは、「Timeless Beauty(タイムレス・ビューティー)普遍的な美」。アルマーニ/カーザのアイテムを生かしながら、上品な色と素材でまとめ、流行に左右されない美しさを追求した。価格は8億円台で、家全体に使われた家具、照明、小物、リネン類などはすべて価格に含まれる。

ポイントの1つが、2階にある約40帖の広いLDKだ。アルマーニ / カーザのダイニング、ソファー、照明などがゆったりと配され、グレージュを基調に静謐で品のある空間となっている。花瓶や食器類まですべて同ブランドで統一しており、井上氏は「アルマーニの世界観が一番出ている空間。ゲストを招いて楽しんでいただきたい」と話す。LDKと1階の主寝室にはアルマーニ / カーザ独自のシルク素材のクロスを採用した。主寝室の「Bashoクロス」は、重なり合う山並みを抽象化した意匠で、アルマーニ氏が愛した日本文化を体現している。
この物件は、「諸戸の家 Furnished by ARMANI / CASA」と冠したシリーズの第一弾であり、今後別の場所での展開も検討しているという。同社は米国進出も見据えており、「日本発のスーパーラグジュアリー住宅」のモデルケースと位置付ける。
特に首都圏では富裕層を対象とした高級分譲住宅が広がりをみせている。その中でも同社は、付加価値に重点を置き、資産性の高い家づくりに努める。東京都内で同社が手がけた分譲住宅は、この目黒区の物件で24戸目となり、これまで22戸が契約済となっている。井上氏は「今後も土地を厳選し、その上で1つ1つ付加価値があり、普遍的な魅力を持つ住宅をつくっていく。お客様のニーズを捉えながら、常に挑戦していきたい」と語った。
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