お客様一人ひとりに最適化された究極のパーソナライズを目指す

積水ハウス 常務執行役員 プラットフォームハウス推進部長 吉田裕明 氏

 

――プラットフォームハウス構想が立ち上がった経緯を教えて下さい。

プラットフォームプロジェクトの根底にあるのは、「人生100年時代の幸せ」を追求するという大きなテーマです。積水ハウスはこれまで、快適な住まいという「ハード」と、それを支える「ソフト」を提供してきました。しかし、お客様との接点は、お引き渡しの時がピークで、その後はリフォームや点検の時くらいしかないのが実情でした。

せっかく我々がお客様と一緒に考え、創り上げた空間なのだから、その空間価値をもっと高めることができるのではないか――。

お引き渡し時が最高の幸せだとしたら、その幸せをもっと持続させ、伸ばしていくお手伝いができるはずだ。そのような発想から、「空間を無形資産の価値として積み上げていく」という考えに至りました。

では、我々が実現しようとしている「幸せ」とは何か―。私たちは、大谷翔平選手が使ったことでも有名になったマンダラチャートのように、「幸せ」を因数分解していきました。

その結果、「健康」、「つながり」、「学び」という三つの要素に分解できるという結果が導き出されました。生き生きと暮らすベースとなる「健康」、人や社会との関わりの中で豊かさを生む「つながり」、そして新しい一歩を踏み出すきっかけとなる「学び」。この三つが充実すれば、人は幸せになれるのではないかという仮説を立てたのです。

この仮説を基に家の中でデジタルやAIの技術を使って何ができるかを考え、サービス開発をスタートさせました。

――その構想から生まれた第一弾のサービスが「PLATFORM HOUSE touch」ということですね。


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