New   2025.9.3

二地域居住に絡めBESS魅力を発信【”二地域居住”で地方創生はできるのか?:アールシーコア】

別荘サブスクや保育園留学寮

 

アールシーコアは、ログハウスブランド「BESS」のコンセプトと親和性の高い他社との協業を積極的に行い、二地域居住につながる取り組みを展開している。

「BESS」の家を展開するアールシーコアは、22年に「特建事業部」を立ち上げた。近年は移住や関係人口創出、二地域居住に関する取り組みも増えている。

北海道厚沢部町の保育園留学寮の内観

1つが、別荘サブスクリプションサービス「Ouroom」との協業だ。利用していないBESSの別荘をユーザーから借り上げ、サブスクとして貸し出す仕組みで、24年9月から千葉県房総エリアで第一弾物件の貸し出しを開始した。きっかけは、ユーザーからの声だった。創業以来ログハウスを主力商品としてきたこともあり、これまで約2000棟の別荘を供給してきた。だが、長く別荘として利用してきたユーザーから、次第に「別荘に行ける回数が減った」などの相談が寄せられるようになった。「行けない期間がもったいない」「愛着があってまだ手放したくはないが、維持管理が悩み…」。そんな声を受け、使用しない期間に別荘を貸し出すことができないかと検討を始めた。一方、「Ouroomを運営するわづくる社から、『別荘と言えばBESS。活用できないか』と当社にコンタクトがあった。両社の思惑が一致し、共同で取り組みを開始した」(ユーザーサポート責任者の長谷川淳一氏)。房総の別荘は25年8月の予約がほぼ埋まっているなど好調で、近く静岡県伊豆市と千葉県鋸南町でも新たに貸し出しを始める予定だ。


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