「和室」は盛り上がる
「今、和室を考える」をテーマに、現代・和室の会とハウスメーカー4社による座談会を開催した。神戸芸術工科大学の松村秀一学長の司会で、ハウスメーカー各社の参加者による活発な発言で座談会は大いに盛り上がったが、実は、オブザーバーとして参加していた現代・和室の会の方々からも多くの示唆に富む発言をいただいた。

関西大学の岡絵理子教授は、都市計画が専門で、UR団地など、鉄筋コンクリート造の建物の中にある和室に関心を持ち研究している。岡教授は、「学生に1958年にできた、和室のある団地で居住経験をやらせたら、すごく住みやすい、どこでもごろごろできると好評だった。一方で、子だくさんの方は、住む家がないと困っている。たくさん布団をしいて寝ることができるため、二間続きの団地の和室がいいというニーズがある。一方で、中国の留学生は、ドラえもんに出てくる家に住みたかった、押し入れというところに入ってみたかったと言って和室を好む。高所得者層に和室が好まれるという路線とは全く違う話もある。和室のニーズは両極端になっていて、下の方も残ると私は信じている」と述べた。
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