2025.6.3

アトムリビンテック、ソフトクローズに新たな納まりを追加

住宅、非住宅問わず幅広く使える商品づくりに注力

 

春の新作発表会を開催した。内装金物提案の領域拡大を目指して、住宅・非住宅問わず採用できる商品の提案に力を入れる。

アトムリビンテックは内装金物の製造・販売会社として市場ニーズにこたえる商品づくりを進めている。主力製品は引戸の部品。例年、東京・新橋のアトムCSタワーで開催する春の新作発表会では、ソフトクローズ関連の商品などを中心に新たな提案を行っている。

「シンクロ連動引戸スイッチオープン納まり」の施工例。高齢者施設などでの採用を見込む

2025年は、引き戸関連商品の目玉として、同社のロングセラー商品「シンクロ連動引戸金具 SU-101」を使用した新たな納まり提案「シンクロ連動引戸スイッチオープン納まり」を参考出品した。

右端、あるいは左端の引き戸を、床の穴に棒を落とし込んでロックするフランス落しで固定することにより、戸の開き方向をスイッチできる。「シンクロ連動引戸金具 SU-101」は、複数枚の戸が連結している引戸の、スムーズな開閉を実現する金具で、1枚目の戸を動かすとユニット内にセットされたワイヤーが連動、他の戸もがたつかずに開閉できる。スイッチオープン納まりが追加されたことで、例えば、高齢者施設のトイレなどで、車椅子利用者が入室した後に開き方向を変更することで、介助者がスペースのある反対側から入室して、スムーズに介助を行いやすくなる。また、ベッドなどの家具を戸の開き方向に縛られることなく配置できるため、マンションなど住宅での需要も見込む。

また、フランス落しの部品についても、スペーサーを取り付ける場所により最大4㎜の位置調整ができる新商品「ABFBストライク」を展示。さらに、ソフトクローズ部品の「FCX-292-K-H-L」を採用すれば、戸を閉める際、開ける際のどちらでもゆっくりとした動作を実現でき、安全性が高まる。


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