住宅メーカーの中大規模木造建築対応の新技術続々
ミサワホームは木質パネル中層建築工法、大和ハウス工業は木質耐火部材
大手ハウスメーカーの木造建築技術開発が活発だ。ミサワホームは、木質パネル中層建築構法「CROSS MONOCOQUE(クロスモノコック)」を開発。大和ハウス工業は、耐火外壁「カンタイパネル」、木材を鉄骨の被覆材に使用した木鋼ハイブリッド耐火柱「Dkitto‐Column(ディキットコラム)」を開発した。
カーボンニュートラル実現に向けて木造化の波が広がる中、住宅ーカー各社は木質系の技術開発に注力している。

ミサワホームは、独自の木質パネルを活用した中層建築構法「CROSS MONOCOQUE」を開発し、3月末から販売開始した。パネル同士を接合する木質パネル接着工法を用いて、建物全体が一体となるモノコック構造とし、地震や台風などの外力を分散して受け止め、高い強度を発揮する。1時間耐火構造の4階建てを基本構成とし、最下階に2時間耐火の鉄筋コンクリート造を組み合わせることで5階建ての混構造耐火建築物も可能だ。住居のほか、店舗や事務所などの非住宅スペースと組み合わせることで複合建築物として、様々な用途での活用を想定している。断熱.省エネ性能も高く、住戸部分においては太陽光パネルなどを搭載することで、ZEHだけでなく、GX志向型住宅基準にも対応する。これまで工業化住宅で培ってきた木質パネル接着工法の技術を中層建築へ展開し、高品質.高性能な木質パネル建築の普及を図る考えで、まず東京都内で販売し、エリアを順次拡大する。
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