MUJI HOUSE、2万人の声を元に平屋商品「陽の家」をリニューアル
断熱等級7の高断熱、ロフトなど新仕様追加
MUJI HOUSEが、平屋商品「陽の家」をリニューアルした。
約2万2000人にアンケートを実施し、寄せられた声を元に等級7の高断熱やロフトなど新仕様を追加した。

MUJI HOUSEは、同社初の平屋商品「陽の家」を2019年に発売した。その後のコロナ禍の影響などで暮らし方の多様化が進む中、平屋の需要は拡大しており、「陽の家」は全国で順調に販売実績を伸ばしているという。購入者もファミリー層だけでなく、単身者、2人暮らしなど様々な世帯に広がっており、あらためて平屋が求められる理由を深く掘り下げ、商品に生かすために平屋に関するアンケートを実施した。
調査期間は24年7月末から同12月頭まで。無印良品の家メールニュース会員およびSNSフォロワーを対象に計6回アンケ―トを実施し、約2万2000人の回答を得た。回答者の年代は50代が42%と最も多く、家族構成は単身16%、夫婦2人が32%、親と子(回答者が子)11%、親と子(回答者が親)36%だった。そのうち、「平屋に住んでみたいですか」という問いでは、「非常に共感できる」「やや共感できる」を合わせて91%となった。商品開発部 永田奈都子氏は「予想はしていたが、こんなに多いとは思っていなかった」と話す。平屋の人気ぶりを確認するとともに、アンケートの結果を反映し、様々な仕様を追加した。

今回のリニューアル発表後、資料請求は前年同期比2倍と反響は大きいという。平屋の需要の高さとニーズの拡大に合わせ、今後もさらなるリニューアルを検討していると永田氏は明かす。1つは、都市部への対応だ。現在のモデルでは間口が最小約9mであるため、都市部の狭小地に建てることは難しい。「最小限の暮らしのサイズを研究している」と、生活に必要十分なスペースの大きさを確保したうえで、間口を小さくし、形を細長くするなど狭小地でも建築可能な形を探っていく。また、平屋での豊かな暮らしを求める層に対し、さらなるプラン拡充も視野にいれる。
パーソナル空間、収納にもなるロフトを追加
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