大東建託は2年連続のベースアップで人材確保 大和ハウス工業、オープンハウスが初任給引き上げ
住宅メーカーにおいて、優秀な人材確保や物価高への対応として給与を上げる動きが出てきている。大和ハウス工業とオープンハウスは、2025年4月から新卒初任給を引き上げると発表した。大東建託は1992年の株式上場以来初となる、2年連続のベースアップを行う。
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大和ハウス工業は、25年4月1日付で入社する新入社員(大卒)の初任給を月額35万円にする。現行の25万円から10万円の増額となる。また、大学院卒と高専・専門学校卒の初任給も10万円増額し、それぞれ36万2000円、33万2000円とする。新卒初任給の引き上げに合わせて、既存社員のベースアップも実施する。正社員約1万6000人を対象に月例給与と賞与の比率を大きく見直し、特に若年、中堅層への配分を厚くし、年収で約10%の給与アップを行う。安定して能力を発揮できる環境を作り、中長期的に事業の成長を担う人材を確保するとともに、厳しい採用状況の中で優秀な人材の獲得を目指す。
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