幸せにつながる住まいのデータが蓄積中

IoT、植物の効果的な利用で暮らしをよりよく

 

どう暮らすかが重要視されるなかで、成長の兆しを見せるのがウェルビーイング市場だ。住むことで、居住者がよりよい状態になることを目指す住宅とはどのようなものなのか、また、今後どのような進化を遂げるのか。未来の姿をカタチにする取り組みが始まっている。

住まいづくり、空間づくりにおいて、ウェルビーイング(Well-being)という言葉が多く聞かれるようになった。ウェルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること。

国が、23年度を初年度として定めた5カ年計画「デジタル田園都市国家構想」では、その目的に「地域で暮らす人々の豊かな暮らし=Well-being」の向上を掲げている。

また、コロナ禍での快適な住まいへの意識の高まりや、価値観、暮らし方が多様化する中で、箱としての住宅ではなく、暮らしを営む場所として、住宅によってどう豊かな生活が送れるかが重視されるようになった。こうした流れのなかで、今後、ウェルビーイングを目指した住宅づくりが広がりそうだ。

暮らしを豊かにする実証が進む

ミサワホームは、2021年に、2030年の持続可能な未来に向けたコンセプト住宅「グリーン・インフラストラクチャー・モデル」(東京都杉並区)を建設。様々な企業とも協働して、未来の住宅への技術実装に向けた実験なども行っている。

緑視率を考慮して計画的な植栽の配置を行ったシェアオフィス(ミサワホーム)


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