先行事例の水平展開が始まった 若者たちが新たな発想で地域の資産を生かす

地域活性化の成功事例に学ぶ:金丸弘美(食環境ジャーナリスト)

この10年、自治体が人を育て仕事をつくる環境を整備し、若者たちが地域に戻り、移住して新たなビジネスを生んでいる。
当初から地域活性化に取組み、内閣官房地域活性化伝道師を務める金丸弘美氏に、地域活性化の歩みを聞いた。

金丸弘美 
食環境ジャーナリスト

──2014年に「まち・ひと・しごと創生法」が公布されてから10年が経ちました。この10年間の変化をどのように見ていますか。

地方が衰退するという危機感のなかで、「まち・ひと・しごと総合戦略」ができ地方交付金も用意され、それぞれの自治体が「地域再生計画」を策定することとなったが、当初、多くの自治体が国が示したものを丸写ししていました。作らないと交付金がもらえませんから、コンサルタントに丸投げしていたのです。


この記事はプレミアム会員限定記事です。
プレミアム会員になると続きをお読みいただけます。

新規会員登録

(無料会員登録後にプレミアム会員へのアップグレードが可能になります)

アカウントをお持ちの方

ご登録いただいた文字列と異なったパスワードが連続で入力された場合、一定時間ログインやご登録の操作ができなくなります。時間をおいて再度お試しください。