ポラテック、汎用性を高めたプレカット連携の構造計算ソフトを開発
精緻な基礎設計も連携 業務合理化、コスト削減に寄与
汎用性を高めた形で、構造計算とプレカット、さらに精緻な基礎設計を連携させた業界初の構造計算ソフトを開発した。4号特例縮小などに伴い構造計算のニーズが高まっていくことを見据え、付加価値を高めたサービス提供を強化する。
ポラスグループのポラテックは、プレカット連携構造計算ソフト「Wood‐Connector(ウッド・コネクター)」を開発した。より汎用性を高めた、プレカットに連携しやすい構造計算ソフトの開発により、適用物件を拡大した。同社は、2025年4月からスタートする4号特例縮小により、構造計算のニーズが高まっていくと予測する。4号特例縮小により、木造3階建て、200㎡超の木造平屋建ての「新2号建築物」は、確認申請の際に新たに構造関係規定の図書の提出が必要となる。提出書類の合理化を図るために国土交通省は新たに「早見表」、「表計算ツール」を用意。さらに、その上のレベルに、許容応力度計算の構造計算による設計方法がある。早見表、表計算ツール、許容応力度計算とレベルが上がっていくほど、精緻な構造計算ができ、壁量が減り、コスト削減にも寄与するため、徐々に構造計算を行う事業者が増えていくと見られており、こうしたニーズに対応すべくウッド・コネクターを開発した。
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