〝みどり〟の価値をまちづくりに生かす
日建設計が「みどりのものさし」、国交省は優良緑地を評価・認定
都市緑化をめぐる動きが加速している。
温熱環境改善や生物多様性実現、また、Well‐beingなど、みどりが持つさまざまな価値がまちづくりに求められている。
わが国が目指す「2050年カーボンニュートラル」、2021年のG7サミットで合意された「30by30」(2030年までに生物多様性を回復)など、地球環境対策が世界規模で進められるなか、都市緑化が大きなキーワードの一つとして浮上している。ニューヨークやパリなど世界の主要都市で「みどり」を取り戻す動きがトレンドになり、国土交通省は、「民間投資による良質な都市緑地の確保に向けた評価の基準に関する有識者会議」を開催、良質な緑地を確保する取り組みの評価制度のとりまとめを進めている。
こうしたなか日建設計が、緑がもたらす環境価値を包括的、視覚的に評価する「みどりのものさし」を策定した。都市の緑が持つ多面的な価値や質を誰にでもわかりやすく伝えることが難しく、その効果が理解されにくいという課題に対する一つの回答だ。
同社は、今年9月に先行開業予定のJR大阪駅北側の再開発プロジェクトである「グラングリーン大阪」で、ランドスケープ・建築設計、都市計画、事業全体のデザイン統括を担当しており、「みどりのものさし」はその一環として開発した。

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